自分の中が音もたてずに壊れていく。かつて「自分」だと思っていたものはもう古くて合わなくなった服のようになっている。また何度目かの「さなぎ」の時期・・・なのか?
いろんな役割を生きている。でもそれらは役割にすぎない。人生をわりとスイスイとドライブしてきた自分はどこに行ったのか。何になったのか。何になってどこに向かおうとしているのか。
なにもかもが不確かな暗闇の中でそれでもなんとか立っていられるのは、人生から教わったものがあるからだ。明けない闇はないという信頼であり希望だ。
パンドラのびっくり箱は何年も前に開けてしまった。出てきたのは良いものもよくないものもあった。残ったものは希望と人生への信頼。人生は思ったほど悪いもんじゃなく生きるだけの価値はある。
もはや誰でもなくなった自分はそれだけを拠り所にしながら、古いものが死に絶え、新しいものが顕れるのを待っている。新しい自分を。
蝶になり飛びたてるのはいつの日なんだろう。
・・・あるいは自分がすでに飛び立っていたことを知るのはもっともっと先のことなのかもしれない。
ヒーリング・アスクレピア やってます!
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