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タミフルとインフルエンザ

タミフル騒がれてます。
薬剤師としてはひとこともの申さずにはいられない雰囲気。
まあまずは今回も軽くお勉強から。

まず、インフルエンザとは。
ひどい風邪のウイルスであります。
ウイルスの種類により生物種をまたいで感染するので鳥インフルエンザとかがいるのですが。
ウイルスの表面には2種類の突起がたくさん生えています。
ヘマグルチニンという宿主の細胞にくっつくときに使う突起とノイラミニダーゼという増えたウイルスが細胞から出てくるときにつかう酵素の突起です。
それぞれ頭文字をとってHとNになりますがこのHとNの種類がとてもたくさんあるのです。
その種類の組み合わせでH5N1(これはいわゆる新型インフルエンザ。鳥型。)とかの種類がいろいろありどの生物種に感染できるかが決まってきます。

鳥型がなんで大騒ぎされているかというと本来このH5N1という型のインフルエンザは鳥にしか感染しない種類だと思われていたからです。
それがなぜか人に感染してしまった。しかも毒性が高い。
いまのところ鳥から人に感染しても、人から人に感染するような性質は持っていないので大流行を免れています。
・・・ただし。
ウイルスは細胞内で増えるときに遺伝子のコピーを作りますが、インフルエンザウイルスはこのコピー時にエラーを起こす確立が結構高い。
要するに変異して性質が変わりやすいということです。
人から人に感染するような性質を獲得してしまうと大流行になる可能性があります。
このH5N1は人類史の中で人の間で流行したことがなく、大部分の人が免疫をほとんど持っていないはずなのです。
感染地域は全世界規模になり、発症率、死亡率も高くなるはずです。こんなふうにインフルエンザで人類滅亡にはならないはずですが。


そこで特効薬の登場。
話題のタミフルはウイルスのノイラミニダーゼを阻害します。
細胞に入ってきたウイルスが外に出るとき働く酵素を阻害するので感染細胞から出れなくなりウイルスの増加を抑えることができます。


タミフルが発熱してから48時間以内に飲まないと効果が出ない、というのもこのあたりに原因があります。ウイルスがせっせと増えてるときじゃないと効果がないのです。増えきってしまってからでは遅いのですね。
(同じ作用機序のリレンザという吸入薬もあります。でもメーカーはあまり売る気がないらしい、とそのメーカーにいる友人が言っていた。ほんとかいな。ほかにもシンメトレルという薬もあるがこれはA型インフルエンザにしか効かずタミフルほどの切れ味はない。)
ノイラミニダーゼの変異はウイルスの型が変わっても大きくはならず、タミフルはH5N1にも効くといわれています。



が、副作用ですか・・・・



たしかに小さい子供などのばあい副作用として幻覚、異常行動、妄想などは大人よりは多く出るようです。
ただ、インフルエンザそのものの症状からそうした意識障害などが出ている可能性もないわけじゃないんです。切り分けはケースバイケースでとても難しいと思います。
一般的な注意としては子どもにタミフルが処方された場合、異常行動などが出るかもしれないと意識しておくことでしょうか。目を離さないようにする必要はあるかもしれません。
以前、小児科の薬局にいたことがありますがタミフルの副作用かな?と思うものとしては吐き気、腹痛など消火器症状のほうが多かったような気がします。自分もタミフル飲むと吐き気は出ます。
これもインフルエンザの症状と切り分けは難しいと思いましたが・・・ ここ何年かのB型インフルエンザは吐き気やおなかに来ることが多かったですし。
悪夢をみるとかうわごとを言うとかの変な副作用はシンメトレルのほうが多かったかな。
(シンメトレルはもともとパーキンソン病の薬です。)

ほかにインフルエンザ絡みの薬で注意することといえば熱さましの類でしょう。
通常ものすごい高熱が出るので熱さましを飲みますが、インフルエンザのときに使ってはいけない薬がいくつかあります。
アスピリン製剤とかボルタレンという解熱鎮痛剤などです。
とくに子どもに使ってしまうとインフルエンザ脳症を起こす可能性があります。
アスピリン製剤はバファリンなどもそうなので大人用のバファリンを半分にして飲ますとかは絶対にやめましょう。
(市販の小児用バファリンはアセトアミノフェンという熱さましなので大丈夫です。でも基本的にお医者さんに診てもらいましょう。)


みなさん今年の冬も風邪ひかずに元気に過ごしましょうね(^o^)丿

・参考としてタミフルの添付文書(薬の説明書き)のリンクをはっときます。
タミフルカプセルの添付文書
タミフルドライシロップの添付文書
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